「韓流ショップマダンへ行こう!」"Let's go to Hallyu shop Madang!"

2014年10月1日〜31日、仙台市太白区長町の商店や駅、ショッピングセンターや仮設住宅などを舞台に、広い意味での表現者たちと地域の人々とが「ここでしかできなさそうなこと」をテーマに繰り広げるアート・プロジェクト「アート・インクルージョン2014」。

JR長町駅から徒歩5分のところにある「韓流ショップマダン」は、韓流アイドルグッズやアクセサリー、食品や化粧品などを取り扱い、さながら仙台の新大久保的な存在。

アイドル好きの「アイドル★インクルージョン!」メンバーであるみちか・みさこがのレポーターとしてこの「韓流ショップマダン」に潜入レポートを行うという企画を行った。完成したビデオは店頭で流されるほか、YouTube上にもアップされる。

そもそも「誰もがアイドルになれる」をコンセプトに結成された「アイドル★インクルージョン!」は震災の翌年2012年はじめに地域の震災復興とバリアフリーを目的として構想され、約10ヶ月の準備期間をへて2012年10月、「アート・インクルージョン2012」のおり、JR長町駅前で華々しいデビュー・ステージを披露した。

障がいのあるなし、スキルのあるなし、年齢、性別、国籍などあらゆるものからのバリアフリーを見据えたメンバーには、ふつうのおじさんやおばさん、中学生、犬、猫、元ホームレスなど実に多彩な顔ぶれで、「長町限定アイドル」として仮設住宅の慰問や長町一丁目フラワー通りの名物駄菓子店「ハトヤ」でのアイドルカードくじの販売、仙台市立岡田小学校での庄野真代氏ら「国境なき楽団」とのコラボレーションコンサートなど、多方面の活動を展開していったものの、メンバーそれぞれの活動が多忙を極め、一時期活動が低迷していた。

この状況を一変させたのが一般財団法人アート・インクルージョンが設立したB型福祉作業所「アート・インクルージョン・ファクトリー」の存在である。その活動の一環として、スタッフを対象にした「アイドル撮影会」が開催され、撮影された写真の使い道として浮上したのが2014年3月に行われた長町でのアート・プロジェクト「サンキューアート★Month」で「韓流ショップマダン」店内に、ほかの韓流アイドルとともに並べるアイドルタペストリーを制作・展示するというプランだった。

「韓流ショップマダン」はこれを面白いと諸手を上げて承諾。制作されたアイドルタペストリーに登場したのがみちか・みさこ・ちひろという、第二期「アイドル★インクルージョン!」の中心メンバーとなる3人だった。

3人はその後、ネットラジオ「チャンネル★インクルージョン!」のレギュラーとしての活動も開始。今回の「韓流ショップマダン」潜入レポートのほか、フラワー通りの駄菓子屋「ハトヤ」ではとうとうアイドルカードくじも復活を遂げることになった。

「アイドル★インクルージョン!」第二期、すなわち第二の黄金期の幕開けである。

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